【BeCreator】クリエイター・マーケター特化の転職エージェントの評判・実力は?
マーケター向けの転職エージェントというのは実はかなり少ない。そのため、実質的には総合型の転職エージェントを使わないといけないのが実情だ。
それもそのはず、実際にマーケターと呼ばれる人達は全国に4万人程度、Webマーケターは2万というデータもある。市場としてはかなり規模が小さいのだ。
そんな現状に対して、クリエイター・マーケター特化という珍しい市場をいく特化型転職エージェントBeCreatorについて調査したのでお伝えしようと思う。
※スタンスとして肩入れするつもりはないので、厳しく精査させてもらうことは悪しからず。
すぐに相談したい方はこちらのリンクから⇒クリエイター・マーケター特化の転職エージェント【BeCreator】
クリエイター・マーケター特化の転職エージェント【BeCreator」
まずは、簡単にサービス内容や運営会社について見ていこう。
BeCreatorとは?
BeCreatorはクリエイティブ職に特化した転職エージェントで、クリエイターやマーケターに向けた求人を提供している。
クリエイティブ業界で活躍したい人材と、人材を求める企業を繋ぐ役割を担い、転職活動の成功をサポートするというのがメインのサービスだ。
運営会社は「マムズラボ株式会社」となっており、「ホームページ・Webサイト・LP制作」「記事制作・コンテンツマーケティング」「ポスター・チラシ・その他デザイン」「座談会・リサーチ・商品企画」「Webマーケティング・SNS運用・PR」「イベント企画・運営」「動画制作」「営業代行・採用代行」の8サービスを提供している会社だ。
これらの事業をみても、「クリエイティブ」「マーケター」という2つに着眼するのは、必然と言ったところだろう。
マーケターの内情も知らないだたの転職支援サービスよりは、確実に信頼が置けると言って良い。
転職エージェント系の支援経験は多数あるが、職種・業界特化型は実際に転職する場合において利用した方が良い。
主なサービス内容
BeCreatorは、求人紹介、キャリア相談、面接対策、求人票のAIによる自動生成など、転職活動に必要なサービスを包括的に提供している。
HP上にある求人紹介では、クリエイティブ業界に特化した豊富な求人情報を提供し、個々のスキルや希望に合わせた最適な求人を提案しているようだ。
職種もマーケ周りとクリエイティブ周りで分けられている。
スキルを活かした選び方もあるが、制作系のスキルがメインとなっている。
また、特記すべきは求人票のAIによる自動生成サービスで、最新技術への知見も高いことがうかがえる。
ちなみに、求人は結構ハイクラス向けのものもあり、年収1,000万~といった条件もあった。(釣り求人じゃないかと若干疑問だが…。)
基本の対象は経験者といった感じだ。
利用対象者
クリエイティブ業界で働きたい求職者はもちろん、マーケティング職を目指す方にも最適だ。
デザイナー、イラストレーター、コピーライター、Webデザイナー、動画編集者、マーケティング担当者など、クリエイティブ分野で活躍したい人材が対象になる。
特に、「転職活動に不安を感じている人」や「自分に合った仕事を見つけたい人」「キャリアアップを目指したい人」におすすめだ。
ちなみに、未経験から転職支援を受ける場合も特化型の支援サービスを受けることをおすすめする。
転職支援サービスには「総合型」と「特化型」の2種類あるが、業界を知るためにも特化型を使わない手はない。
何も知らずに総合型を使うとほぼ、営業職のような求人ばかり紹介されるので、職種が決まっているのであれば、こちらを利用した方が良い。
やっぱり、知っている人に聞かないとホントに時間の無駄になるので私はそれで後悔した。
BeCreatorの評判・口コミ
残念ながら、BeCreatorの口コミや評判についてはネット上にあまり載っていない。
2023年の5月からスタートしたサービスなので、支援者自体はまだまだ少ないのだろう。なので、私が客観的にサービスについての見解について述べていく。忖度はしないので安心して欲しい。
ポジティブな評判
BeCreatorについての評判自体がないため、主力サービスとなっているマムズラボのサービスから顧客をどれだけ大事にしているのかを探っていく。
マムズラボはママさんを対象にしたフリーランスサービスで、主にライティングや動画編集、コーディングなどの副業支援を行っている。厳しく言うなら、よくあるサービスといった感じだ。
ただ、登録者は1,000人程度で、人数的にはかなり多い印象を受ける。
ライターの空きができたら積極的に斡旋しているようで、その点においてはクラウドワークスなどの自分で仕事を取りにいかないといけないサービスより手厚くサポートしているのが分かる。
実際に、フリーランスは仕事を取るのが難しいと感じる人が多いので、サポートしているのだろう。BeCreatorにもその精神は受け継がれていると思われる。
サポートの厚さという部分では一定期待が持てるのではないだろうか?
ネガティブな評判
ネガティブな評判についてはほとんど書かれていないので、ほとんど言及するのが難しい。ちなみに、Googleの口コミとは削除依頼すると消せる。(笑)
ネガティブな批判を書く人はぶっちゃけ、ろくな人間がいないので、あまり参考にする必要はない。
私も採用の面接で「なぜ?」を聞いただけなのに、口コミ書かれるケースなんてざらにあるが、そもそも受けている時点で変わっているいる人が多いのが実態だ。
悪い口コミに反応するのはネガティビティ・バイアスという心理効果が働いているだけに過ぎないぞ。
BeCreatorを使う3つのメリット
ここまで、ざっくりBeCreatorの状況について見てきたが、ここからは本格的に良いのか悪いのかについて言及していこうと思う。まずは、メリットから探っていこう。
自社事業のノウハウを活かしたキャリアサポート
BeCreatorでは、クリエイティブ・マーケティングに精通したアドバイザーからの専門的なサポートを受けることができる。
これは、実際に事業として行っている観点から社員のキャリア形成をするのが普通なので、キャリアプランがみえていないなんてことはあり得ない。
そのため、アドバイザーは、業界の動向や求人情報の最新情報に精通しており、個々のスキルや希望に合わせた最適なキャリアプランを提案できることは確実だ。
自社で事業を持っているのはやはりかなり強い。
面接オファーと同行でサポート充実
BeCreatorは、企業からの「面接オファー」を受け取ることができ、面接には「担当アドバイザーが同行」することも可能。
面接オファーは、アドバイザーが個々のスキルや希望に合わせた求人を厳選して紹介するため、質の高いオファーが多い傾向にある。
また、面接同行では、アドバイザーが面接の状況を把握し、面接後のフィードバックを提供することで、転職活動の成功率を高めることができる。
一見、普通そうにみえるこのサービスだが、極めて工数がかかるものであり、通常の転職支援サービスならまずやりたがらない。
転職支援はいかに早く人数を捌くかが重要な中、質を上げる戦略にシフトしているのは大きなポイントと言える。
初出社同行は心強い
BeCreatorでは、「初出社同行」というサポートを行っていてこれはなかなかに心強い。
私もマーケターとして転職を経験しているが、基本はQJT(On-The-Job Training)研修となるため、放置をかまされることが多い。私のマーケター仲間も大体これだ。
特に未経験からの転職となると、放置されると何していいのか分からないことが多く、転職アドバイザーが一緒にくることでこれを防ぐことができる。
採用企業側も第三者がいると放置はできないというわけだ。
ここからも求職者を手厚くサポートしようという姿勢の表れではないだろうか?
放置プレイの回避は転職の満足にも影響するぞ。
BeCreatorのデメリット
では、反対のデメリットについて見ていこう。
特定職種に限定される
当たり前だが、BeCreatorはデザイナー・クリエイター職以外の求人が少ない点がデメリットだ。
例えば、エンジニアや営業職などの求人は、他の転職エージェントに比べて少ない傾向にある。営業職を目指す人はいないと思うが、エンジニアとしてデザイン領域を探すのであれば、他の特化型サービスの方が良いだろう。
そのため、デザイナーやクリエイター以外の職種で転職を考えている場合は、BeCreator以外の転職エージェントも検討する必要がある。
当サイトにくる人にとってはデメリットにはならないだろうが。
地域的な制約はかなり高い
BeCreatorのみならず、IT業界全体だが求人の約9割は東京都に集中している。もはや、マーケター間では常識かもしれないが。
そのため、1都3県以外に住んでいる人は求人がないということも普通にあり得る。
マーケターとしての実力があれば、完全リモートでの就業は可能かもしれないが、コロナ明けからは出社にしている企業が多いのが実態だ。
そのため、地方に住んでいる人は転居が前提になるため、そういう意味では使いにくいと言わざるを得ない。
こればかりは、業界構造の問題なので、BeCreatorに限った話ではないが…。
求人不足による併用の必要性
急ぎの転職を考えている場合には、複数の転職エージェントの併用を検討する必要がある。
BeCreatorは、2023年に始まったサービスのため、企業開拓がまだ進んでいないことが予想される。こればかりは、新しく始まったサービスに付き物ではあるが、仕方ない条件だ。
ただ、有名になるにつれて求人数は改善されていくだろう。
とはいえ、そもそもマーケターの求人数が少ないのもあり、これもまた業界構造的な問題に等しい傾向がある。個人な意見でいえば、複数エージェントの併用を前提として、いくつか登録しておくことをおすすめする。
転職エージェントは複数利用が当たり前になりつつある。金銭も発生しないため、リスクはゼロと言って良い。
BeCreatorの利用方法について
というわけで、BeCreatorのみならず、転職エージェントの使い方について言及しておこうと思う。これは私の経験含めての観点だ。
キャリアの棚卸し
事前に自身のキャリアを整理し、どんな働き方をしたいかを明確にすることが重要だ。
BeCreatorのサービスを利用する前に、自分のスキルや経験、強み、弱み、キャリア目標などを棚卸しすることで、転職活動の目的を明確化できる。
また、転職活動で何を重視したいのか、どのような仕事内容や職場環境を求めているのか、などを具体的に考えることで、より自分に合った求人を探すことが可能だ。
私の場合、転職するつもりがなくても半年や1年に1回、職務経歴書に加筆してキャリアの棚卸しを行っている。
本音で話すことは重要
担当エージェントには自身の希望や悩みを本音で伝えることが成功の鍵だ。
自分の希望や悩みを正直に伝えることで、より的確なアドバイスやサポートを受けることができる。シンプルに「その路線だと難しい」と言ってくれるケースもあるし、自己開示をすることはコミュニケーション上でもかなり有効だ。
特に、転職活動で不安に感じていることや、なかなかうまくいかないことなどは、遠慮せずに相談することをおすすめする。
ただ、結婚できない人みたいに高望みな条件ばかり言っていると、呆れられてしまうので、常識の範囲内でしっかりと意志を伝えるようにして欲しい。
エージェントの併用
転職を真剣に考えているのであれば、複数のエージェントは登録しておくべきだ。
理想的なフォーメーションでいえば、「総合型1社」「特化型3社」の転職エージェントを利用しよう。転職エージェント側も複数利用していることは承知なうえで、転職支援を行っているため、あまり気負う必要はない。
他の転職支援を使っている場合は、その旨を伝えた方が、支援に力を入れてくれるケースも少なくないので、リスクマネジメントの観点からもいくつか登録しておこう。
ただ、勝手に求人を応募する転職エージェントの場合は即切ることをおすすめする。
1度応募すると、再度応募ができなくなるので数で押そうとしてくる転職エージェントは損切りしないと大変なことになる。
大手エージェントは大量に応募させることで、他のエージェントが応募できないようにしてくるぞ。裏の話なので内緒で。
BeCreatorの登録から内定までの流れ
BeCreatorに登録すると以下の流れに沿って支援が行われていく。これは企業側の説明だが、求職者も基本的な流れは同じだ。
サービス申込み
BeCreatorのサービスを利用するには、まず公式サイトからサービスの申込みを行うのだ。申込みは、オンラインで簡単にできる。
氏名、メールアドレス、電話番号などの基本情報を入力し、希望する職種や勤務地などの情報を登録。
面談・ヒアリング
サービス申込み後、担当エージェントとの面談を設定。
面談では、キャリア相談やヒアリングを行い、転職の目的や希望条件、スキルや経験などを詳しく聞く。
担当エージェントは、個々の状況を把握し、最適な求人を紹介するために、丁寧なヒアリングを行う。
求人紹介
ヒアリングに基づいて、担当エージェントから求人情報が提供。
求人情報は、職種、勤務地、給与、待遇などの詳細情報が記載されており、事前に確認することができる。
また、担当エージェントから求人情報について説明を受け、質問することも可能だ。
書類作成・面接サポート
応募を希望する求人が決まったら、履歴書や職務経歴書の作成サポート、面接対策を受けることができる。
担当エージェントは、個々の状況に合わせたアドバイスを提供し、自信を持って面接に臨めるようにする。
内定・条件交渉・入社
面接の結果、内定を得ることができれば、条件交渉、退職準備、入社サポートまで手厚くサポートしてくれる。
条件交渉では、給与や待遇などの条件面について、企業と交渉。晴れて入社というわけだ。
内定が決まったら、企業側と一度、オファー面談をすることをおすすめする。面接では聞けなかった条件面などを詳しく聞くための面談だ。
内定を取り消しをされることはないので、転職上級者は利用しているぞ。
まとめ:BeCreatorの特徴と利用のメリット
最後にBeCreatorの特長をメリットをまとめておく。
BeCreatorの特徴とメリット
BeCreatorは、クリエイター・マーケターに特化した転職エージェントで、手厚いサポートとAIを用いた経歴書作成など最新の技術を活用した求人紹介が特徴。
「面接オファー」や「面接同行」「初出社同行」など、他の転職エージェントでは工数がかかってやらないことも行っているため、サポートの丁寧さがうかがえる。
業界的にもマーケター特化は少なくないの利用する価値は高そうだ。
マーケター職の転職なら未経験・経験者問わずおすすめ
マーケティング職を目指す人、都市圏での転職を考えている人には特におすすめだ。
未経験なら業界を知るために、実際に事業を展開している企業から話を聞ける機会にすることができる。
また、経験者は自身のスキルベースでの転職が可能となっているため、スキルアップやいきたいポジションへのキャリアアップの転職で優位に働くだろう。
マーケター特化の転職支援サービスは本当に少ないので、ぜひ利用して欲しい。