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【マーケ初心者】Webマーケティングの資格はいらない?転職で成功するなら実務経験が優先

よしゆき
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よく仕事をするのに資格を取った方が転職に有利になるような仕事があるが、Webマーケティングは資格を取った方がいいのか?ということを聞かれることがある。

結論からいえば、「Webマーケティングに資格は必要ない」というのが私の見解だ。

というのもWebマーケティングは施策を考えて実際に成果を出すのが仕事だ。重要なのは実力があるかないかであり、資格ははっきり言って関係ない。

Webマーケティング職において、すぐに目に見える証明を欲しがる人に喝を入れていこうと思う。

合わせて読みたい⇒【マーケ転職】未経験からWebマーケティング職の転職は厳しい?現役の採用担当者が解説

本記事ではWebマーケティングに資格が必要ない理由と、実際に資格を振りかざしながらろくでもない出会いをした経験からまあ、これなら取ってもいいじゃない?という資格について言及する。

Webマーケティングに資格はいらない

冒頭にも述べたが、Webマーケティングに資格は必要ない。まずは、その詳しい理由について述べていく。

資格がなくてもWebマーケターになれる理由

まず、多くの企業が実務経験や実績を重視しているため、資格がなくても評価されることが多い。

企業は資格よりも、実際に成果を出せる人材を求めている傾向があり、実際に自分が採用で求めている人材もそうだ。

例えば、近年ではデジタルマーケティングの分野では、データ分析やAIを活用したマーケティング戦略が注目されている。

特に広告業界の「マッチングアプリ」の広告なんかは生成AIを使った画像が頻繁に使われている。

しまむらが正式にAIで作ったモデルなんかも話題に新しい。

試しに作ったが、ChatGPTでも下のような画像は簡単に作れてしまう。(Canvaで試したが、背景除去を使ったら加工しやすくなるので自由に使ってくださいな)

このような状況下では、資格よりも、最新の技術やツールを理解し、実践的に活用できるスキルがより重要視されることになる。

これはWebマーケティングが常に進化している分野であり、最新の技術やツールを理解し、活用することが不可欠であることの表れである。

資格は「過去の知識やスキルを証明するもの」であり、常に変化するWebマーケティングの現場では、最新の知識やスキルを身につけることのほうが重要だ。

資格を取るより、業界のことや解像度高く、ユーザーの人物像のことを語れるようにした方が上手くいく。

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資格取得よりも実践的なスキルが重要

Webマーケティングの実務では、実際に使える知識やスキルが必要とされる。

例えば、データ分析スキル、SEOの知識、コンテンツマーケティングの知識、広告運用スキルなど、様々なスキルが挙げられる。

しかし、資格はこれらのスキルを学ぶための知識に過ぎず、実際には再現性高く成果を出せるかどうかが重要だ。

具体的な例として、SEOの資格を取得したとしても「最新のアルゴリズムのアップデートに対応できない」「競合分析やキーワード調査ができない」など、実践的なスキルが不足している場合は、効果的なSEO対策を行うことはできない。

SEOは常に変化している分野であり、最新のアルゴリズムのアップデートや検索エンジンのトレンドを常に把握しておく必要がある。

実際に、私が前にいたSEOコンサルの職場にSEOの知識ばかりの頭でっかちな人がいたが、その人が担当していた案件は成果が下がり続け、解約が相次ぐことが起こっていた。

そのため、資格を取得したぐらいの知識だけでは、ほとんど意味がない。

料理をするのに食材の知識があっても、包丁が使えなかったり、火加減が調整できなかったり、飾り付けができなかったりすると、美味しく見えないし、出来上がらないのに近い。

実務経験というのは物凄く分かりやすく言えば「知識を加工する技術」といっても差し支えない。

基礎的な知識は重要だが、知識を使う知恵がなくては実戦で活かせない。知恵は体験でしか得られないのだ。

実際にあったヤバいSEOライターの話

これぞまさしく、知識があっても成果が出ないみたいな典型例を紹介しておこう。

これは私がSEOコンテンツのディレクターをやっていた時の話だ。

たくさんの資格を持っていて「Webマーケティングの講師」をやっているという肩書きを持っていたから、試しに採用してみた。

そして、試しに1記事書いてもらったが、これがまたひどすぎた。

読みにくいったらありゃしない。必要なキーワード含まれていない。Web上の引用ルールも知らない。自己満足でドヤ顔をして書いている様子が見て取れるような始末。

まさに、犬も食わないような状態の内容だった。せめてPREP法ぐらいは使って分かりやすく書いて欲しかったものだ。

言っては悪いが、この人が教えているスクール「絶対に行きたくない」というのが率直な感想である。こんな人がSEOの資格を持っているのが、私個人としては驚きを隠せない状態だ。

もちろん、たまたまこういう人を引いてしまっただけだとは思うが、資格なんてものは所詮この程度である。

実際、SEO検定なんかの資格は「リスキリング」なら非常に良いものだと思うが、資格ファーストでスタートする人はそれを加工する術を持たないことが多い。

だから、どこの会社も資格を持っているからという理由で採用はしないのだ。

「コンテンツSEO」の領域だけでなく、「テクニカルSEO」の領域までしっかりと学んで一歩先に進みたい人にはおすすめ。

SEO検定でリスキリングしたい方はこちら。

実践をベースに補うために資格を利用するのがベスト。未経験なら資格より、実際にサイト運営やSNS発信をする方が良い。

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実務経験の積み方は2つある

「実務経験というが、実際に何をすればいいんだよ。このやろう。」というのがあなたの本音ではないだろうか?

正直1択ではあるが、一応、2種類解説しておく。

ブログやSNSの運用

自身でブログやSNSを運用し、マーケティングの実践経験を積むことができる。

ブログやSNSの運用を通して、コンテンツ作成、SEO施策、分析など、Webマーケティングの様々な業務を直に体験することが可能だ。

ぶっちゃけいうと、この方法が最もおすすめで逆に他をやる必要はあまりない。

例えば、自身のブログでSEOの施策を行い、検索ランキングで上位表示をしたり、SNSでフォロワーを増やし、アフィリエイトので販売経験を積むことで、具体的な成果を出せる。

ブログはサーバー契約をして、ドメイン取得やWordPressの経験が積める。サーバー代には年間1万ぐらいするが、たかだか月1000円ちょっとなので、大した負担にもならない。

個人ブログなら「ロリポップ!」や「ConoHa WING」がおすすめだが、企業に勤めることを目的にするなら「エックスサーバー」がおすすめだ。

企業サイトならエックスサーバーを使っていることが多い。

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おすすめサーバー3選

また、SNS運用であれば、無料ではじめることができるが「アフィリエイト」の登録だけはしておいたほうがいい。

Webマーケティングは結局のところビジネスだ。そのため、目的意識が欠如するとやっている意味がなくなってしまう。

アフィリエイトの最大手「A8.net」は登録しておこう。

アフィリエイトを登録するなら業界最大手のA8がおすすめ。

ブログもSNSも対応しているため、これを登録すれば一通りできる。

とりあえず、1円でも自分で作ることができればWebマーケティングの本質がつかめる。単価自体は高い方が良いが、勉強のためなら別に気にする必要はない。

クラウドソーシングでの実績作り

こちらは一応だが、Webマーケティングの体験入学みたいなことができる。

ハッキリ言ってしまうが、マジでおすすめしない。

クラウドソーシングサービスでは、Webマーケティングに関する様々な案件が掲載されている。小さな案件から始めて、実績を積み重ねることで、スキルアップと同時に、クライアントからの評価を得ることが可能だ。

Webサイトの制作、SEO施策、広告運用、コンテンツ作成など、様々な案件があり、実際にクライアントのニーズに応えることで、実務経験を積むことができる。

有名なのはクラウドワークスだが、本音ベースで話すと、依頼する側としてはあまり使いたくない。

当然だが、未経験者にお金を払って依頼するのは正直ばかげていて、基本的に未経験者に依頼することはあまりないと考えた方がいいだろう。

自分は受注する側もやったことがあるが、あまりスキルが身に付く実感はなく、クライアントが満足すればOKで、マーケティングの経験が積めるかといったら微妙なところだ。

むしろ、自分のスキルを活かすならいいが、教わる姿勢はいただけない。

未経験を取ってくれるクライアントはとにかく安く済ませたいだけで、誰でもできることしか依頼しない。

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Webマーケティングで磨いておきたいスキル

自分でWebマーケティングの実務経験を積んでいくうえで、いくつか共通して有益なものがあるので紹介しておく。

データ分析スキル

Webマーケティングではデータ分析のスキルは非常に重要だ。

私自身はデータサイエンティストばりの分析ができるわけではないが、簡単なアクセス解析ぐらいは最低限ないと難しいと思っている。

Webサイトのアクセス状況、ユーザー行動、広告効果などを分析しなければ、Webマーケティングの施策効果を測定し、PDCAを回すことすらままならない。

だから、簡単なデータの見方やこの数字が何を意味しているのかぐらいの考察は常にしておこう。

例えば、Webサイトのアクセス状況を分析することで、ユーザーが何から流入しているのかだったり、ヒートマップを使って最低限ちゃんと読まれるコンテンツになっているかは見ておかないといけない。

業界によってもユーザーの反応は異なるし、ターゲットによっても好きな媒体が違ったりする。

こればかりは、実際に自分が仕事上で成果を残すために、データから読み解くことが必要だ。ある種、上手くいかない人はここが抜けて改善ができていないといっても良い。

データを見て少なくとも仮説を作れるぐらいにはならないとWebマーケティングは向いていない。

顧客ニーズの把握

顧客ニーズの把握は、Webマーケティングの成功に不可欠なスキルだ。

顧客のニーズを正確に把握することで、効果的なマーケティング施策を展開し、顧客満足度を高めることができる。

N1分析」をして「ペルソナの作成」は、顧客ニーズを理解するためのセットだ。

N1分析は、特定の顧客一人のニーズや行動を深掘りする手法で、個々の顧客に対する理解を深めることができる。

一方、ペルソナの作成は、典型的な顧客像を具体化することで、ターゲットとする顧客層を明確にし、そのニーズに合わせたマーケティング施策を打つのに役立つ。

顧客ニーズの把握は、Webマーケティングにおいて基本的かつ非常に重要なスキルであり、これができなければそもそも当たらないケースなんかはざらにある。

自分が施策を打つときも真っ先に、営業に情報を聞いたり、業界について調べたり、実際に顧客にヒアリングしたりする。

会社によっては難しいケースもあるかもしれないが、大半の商談は現在オンラインになっているため、録画や録音ぐらいは営業に依頼したほうがいい。

むしろ、これができなかったらマーケター失格なぐらい重要なスキルだ。

その領域の最も濃いファンとのコミュニケーションが重要なため、マーケターがPCでカタカタする仕事だと思っていたら大間違いである。

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Webマーケターになるのに取って損をしない資格

必要なスキルをみれば分かると思うが、データ分析系の資格は取っていて損はしない。

ただ、これも実務と並行した方が良いという感じだが、事前に取得しても恐らく問題はないだろう。

Web解析士

Web解析士の資格は、データ分析の基礎を学ぶのに役立つ。

Web解析士の資格は、日本Web解析協会が認定する資格であり、Webサイトのアクセス状況やユーザー行動を分析し、改善策を提案するスキルを習得するための資格だ。

そのため、Webマーケティングの基礎知識を学ぶだけでなく、就職や転職活動においても有利に働く場合があると聞いている。

※伝聞にしているのは、あくまで自分が採用をやっている範囲内でしっかりと活用できそうな人がいなかったためだ。

特に、データ分析スキルを必要とする企業では、Web解析士の資格を持っていることはアピールポイントの1つではないだろうか?

下記に参考書と問題集貼っておく。そんなに難しい資格ではないので、過去問を解いてテキストを読むといった感じに進めると良い。

テキストも問題集も基本は紙をおすすめしているが、毎年内容に変更があるため、電子書籍の方が良いと思う。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

GAIQはGoogleアナリティクスの活用スキルを証明する資格だ。

GAIQは、Googleが提供するWebサイト分析ツールであるGoogleアナリティクスの活用スキルを証明する資格だ。

Googleアナリティクスは、Webサイトのアクセス状況を分析するためのツールとして広く利用されている。GAIQを取得することで、Googleアナリティクスの基本的な操作方法や分析方法を習得し、Webサイトの改善に役立てることができる。

Webマーケティングをしている会社でGoogleアナリティクスを入れていない企業はまずない。そのため、ある意味では一番手っ取り早いスキルを証明する有効な手段ともいえる。

しかも、受験費用は無料。ただ、12ヶ月しか効力を発揮しないので、Googleアナリティクスが普通に使えているなら無理して取るほどのものでもない。

詳細はこちら⇒Googleアナリティクス個人認定資格の準備方法

Webマーケティングの業界の流れの早さが資格の期間を表していると言ってもいいね。

資格は転職に不要!しかし、リスキリングなら効果が見込める

Webマーケティングにおいて資格の有無は重要ではなく、実務経験やスキルの方が評価される。

そのため、自身のスキルを磨き、実践の場で成果を出すことのほうが圧倒的に大事だ。

資格は知識を学ぶためのツールの一つであり、実際に業務で使えなくては意味がない。むしろ、Webマーケティングは常に進化している分野だ。

常に新しい情報の収集や技術・ツールを試すことのほうにウエイトを置こう。

実務経験を積みながらふとした時に、ちょっと一回基礎から見直したいなというタイミングがくる。そのときにリスキリングとして活用するのが個人的におすすめだ。

このとき、資格に固定化されるのではなく、むしろ新しい発見をしにいくぐらいの温度感でちょうどいいのではないだろうか?

資格は結局、過去だからね。AIなんかめちゃくちゃ進歩が早いし、過去を追うのはつまづいた時ぐらいでちょうどいい。

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